【魚レシピ】 金頭(カナガシラ)のおいしい食べ方×オリーブオイル 洋風からアジアンまで
今日は魚市場に行って、カナガシラ(金頭)というお魚を買ってきました。
なんと9匹も入って300円でした。昔はお殿様が食べる魚として”君魚(キミヨ)”とも言われいるほど、縁起の良い高貴なお魚だったそうです。
今はマグロなど白身ではない魚が人気で、リーズナブルになっているようです。お魚の名前を大衆用に変えてもいいかもしれませんね笑。地方によっては、お食い初めに使用することもあるようですね。
また、地方によって呼び名も違うようです。
例えば、東京・神奈川等ではカナガシラ、宮城・福島島ではキントウなどと呼ばれています。頭が固いため、”金頭”という漢字です。
カナガシラを生で食べたり、煮たり、焼いたりといろんな角度から味わっていきたいと思います。煮魚や焼き魚では少し定番なので、今回は洋風からアジアンまでいろんな調理方法で楽しみますよ。
カナガシラのカルパッチョ(イタリア料理)
まずは、生で身を味わいたいと思いましてまずはカルパッチョです。
<材料>
カナガシラ・・・2匹
塩・・・ひとつまみ
レモン・・・小さじ1
コショウ・・・ひとつまみ
エクストラヴァージンオリーブオイル・・・大さじ2
お好みのハーブ(今回はフェンネルの葉を使用)・・・適量
<作り方>
①鱗(うろこ)を取って、内臓を取り出したら流水できれいに洗い、キッチンペーパーで水気をとります。※ウロコ取りがなくてもペットボトルの蓋で簡単に取れちゃいます!
②包丁を使って3枚におろしたら、包丁を使って皮を剥ぎます。
③スライスし、お皿に一枚ずつ広がるように盛り付けます。
④塩をひとつまみ全体にかけた後、レモン汁をまわしかけます。コショウをふって、エキストラヴァージンオリーブオイルをまわしかけ、ハーブを飾れば完成。
オリーブオイルポイント
白身魚は味が繊細なので、同様に辛みと苦みがないフルーティーな繊細な味のオリーブオイルを選びます。そうすることで、食材の旨味がより引き立てられておいしいカルパッチョのソースになります。
おすすめのオリーブオイル
イタリアのジェノバ州で採れるタッジャスカ種を使ったオリーブオイルは、フルーティな味わいで繊細な味のお料理にはおすすめです。
詳しいさばき方はこちらの動画が大変参考になりました!
カナガシラのイカン・バカール風(バリ島の料理)
<材料>
カナガシラ・・・2匹
サンバルソースの材料
★新玉ねぎ・・・1個
★すりおろしたショウガ・・・大さじ1
★すりおろしたニンニク・・・大さじ1
★バター・・・15g
★塩・・・ひとつまみ
★ウコン・・・大さじ1
★チリパウダー・・・小さじ1 生の唐辛子でも◎
レモン・・・適量
オリーブオイル・・・適量
<作り方>
①★の材料をミキサーやブレンダーで攪拌する。
②魚のウロコと内臓をとり、流水できれいに洗いキッチンペーパーで水気をふきとる。
③グリルパンにオリーブオイルをしき、中火にしてグリルパンから湯気が出てきたら魚を皮目から置き、中まで火が通るまで焼く。
④魚の両面が焼けてきたら、①で作ったサンバルソースを全体に塗り、焦げ目がつくくらい焼く。※炭火で焼くとよりおいしく焼けます。
⑤食べる時に、レモンやライムをしぼって食べてね。
カナガシラのアクアパッツァ(イタリア料理)
<材料>
カナガシラ・・・2匹
プチトマト・・・5個
ニンニク・・・1片
オリーブオイル・・・大さじ1
白ワイン・・・大さじ3
塩・・・ひとつまみ
ハーブ(パセリ、チャービル、ディル、フェンネルの葉など)・・・2束ほど
<作り方>
①鍋にオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクをいれて、ニンニクの香りが立ってきたら、内臓とウロコをとってきれいにした魚を皮目からいれて焼く。※ニンニクが焦げると苦くなるので、焦げないように気をつけてください。
②魚が両面焼けたら、半分に切ったプチトマトとハーブ一束分をいれ、白ワインをいれて蓋をして中火で煮詰める。
③トマトがしんなりしてきたら、塩をいれて味を調整する。
④最後に残しておいたハーブを散らして完成。漁師飯らしく、鍋ごとサーブしてもGood。
まとめ
久しぶりにお魚をいっぱいさばきました!
スーパーで売っているお魚はマグロ、サーモン、イワシ、アジなどよくみる顔ぶれですが、あまり一般には知られていないお魚の味を開拓するのも料理の楽しみのひとつかもしれません。
今回のレシピはカナガシラではなく、白身のお魚を買った際にぜひお試しいただければ嬉しいです。この他にもワインのように料理に合うオリーブオイルのレシピも紹介しております。良かったら見てってください~。